陸続きのヨーロッパは、鉄道の旅に適したサイズであり、初心者にもやさしい。列車での国境越え、高速列車、景勝ルートなど、日本では味わえない旅が楽しめます。

列車の種類
ヨーロッパ各国鉄の料金システムは、車両による区別(1等・2等)はあるが、日本のように特急・急行料金のようなものはない。
つまり、切符上のルートならどの列車に乗っても構わないのだ。
ただし、高速列車(プレミアトレイン)や夜行列車は予約が必要であり、別途追加料金(※包括運賃)が必要になる。
※トーマスクック時刻表で「Global fares payable」と表記されている列車が対象
ヨーロッパは複数の国で構成されており、列車の種類を明確に分類するのは難しいが、大きく分けると下記のようになる。
高速列車(プレミアトレイン)
ヨーロッパ各国を代表する国際特急の総称。
(ユーロスター・タリス・TGV・AVE・イーエススター等)
各国を代表する列車だけに、車内は広くきれい。車内食のサービスが付く(包括運賃に含まれる)列車もある。
各国鉄では、早割り・週末割引・グループ割引等、様々な割引(キャンペーン)を行っている。
各国の鉄動割引参照
鉄道パス所有者は「パスホルダー割引」などが設定されている。
鉄道パス所有者用に割り振られている座席は少なく、早めに予約しないと取れないこともある。
特急列車
各国内の主要都市間を走る特急列車。
(EC、IC等)
基本的に予約が必要で、追加料金がかかる場合もある。
急行・準急列車
各国内を走る急行・準急列車。
(IR、IRE等)
基本的に予約不要(予約しても良い)。
鉄道パス所有者は追加料金不要。
寝台列車(ホテルトレイン)
ECに寝台車が連結された列車であり、特別専用チケットが必要。
(エリプソス、シティナイトライン、アルテシアナイト等)
個室寝台にはトイレ・シャワーも完備され、朝食のサービスもある。
ホテルトレインは人気があるので、早めに予約した方が良い。
鉄道パス所有者も特別料金が必要。
寝台列車(夜行急行)
個室寝台車(1等・2等)+クシェット(簡易寝台車)+座席車で車両が編成され、寝台車・クシェットを利用する場合は、寝台指定券が必要となる。
鉄道パス所有者は、座席車のみの利用であれば追加料金は不要だが、個室寝台車・クシェットを利用する場合は寝台指定券が必要。