1492年1月2日 アルハンブラ宮殿 陥落
この日、約800年に渡り続いたレコンキスタ(国土再征服戦争)がついに完結したのだった。
つまり、イベリア半島からイスラムを全て追い出すことに成功したわけだ。
その最後の舞台となったのが、ここグラナダなのです。
後ウマイヤ朝(首府:コルドバ)の滅亡後、イベリア半島におけるイスラム最後の王朝:グラナダ王国があった。
レコンキスタにより追われた多くのイスラム教徒は、グラナダ王国へ逃げてきた。
そして、ここで最後のイスラム文化の華を咲かせたのだ。まるで、熟し過ぎて落ちる前の果実のように・・・。
こういった歴史があり、アンダルシア地方はイスラム文化が色濃く残る地域なのだが、中でもグラナダは、あちこちにイスラム最後の宴の余韻を感じることができる魅力ある町なのだ。
まっ、一般的な観光名所の説明はガイドブックにまかせるとして、ここでは、ガイドブックに載っていない情報を紹介しよう。