リヒテンシュタイン国内は電車がほとんど走っておらず、国内(とはいっても町のようだが)での旅行者の移動で便利なのが、民間企業が政府に委託されて運営しているリヒテンシュタイン・バスです。
バスは時刻がほぼ定刻どおりで本数も多く(昼間は10~20分に1本)、時間も遅くまで(夜12時ごろまで)運行されていて便利です。
時刻表は、リヒテンシュタイン国内のバス路線すべてを網羅した時刻表(Fahrplan)が、主要駅や、バス車内前方・運転手席の後ろにおいてありますので、ぜひ入手しておきましょう。
バス路線は、人が住んでいる地域はほぼ網羅されており、バスは車体がライム色(新型)か黄色(旧型)で、側面にLiechtenstein Busと書いてあります。
路線番号と行き先は、バスの前面および側面に表示されています。
前払いが基本なので、チケットを持っていない場合は前方入口から乗り、行き先を運転手に行き先を告げれば料金を教えてくれます。
チケットやパスをすでに持っている場合は、後の入口から乗ってもかまいません。
スイスの半額パス(1/2 Abo)もリヒテンシュタインでは有効なので、料金を払う前に見せましょう。
後部から乗車した場合も運転手はチケットを確認しませんが、たまに検札の係員が乗り込んできて有効なチケットやパスの有無を確認し、無賃乗車は高い違約金を払わされますので、チケットは降りるまで持っている必要があります。