ザルツブルクの世界遺産に登録されている旧市街は、モーツァルトを生んだ街。
そんなステキな古都ザルツブルクで、被害妄想ギリシャ人と出会った。
彼は車でヨーロッパを旅行中だったが、車が故障してしまいザルツブルクに3日滞在するハメになったそうだ。
しかし、その車の故障は『フランスのスパイ』にやられたらしい(被害妄想ギリシャ人談)。
車に置いておいたカメラも盗まれたが、これも『フランスのスパイ』の仕業。
街を歩いていると『フランスのスパイ』を良く見かけるし、多分見張られているのだと思う。
以前日本に行った時には、京都でアラブ人の『フランスのスパイ』を 見た。
これは内緒だけど、ある『フランスのスパイ』は自分に身分を明かしたこともある。
と、永遠と『フランスのスパイ』について真顔で語り続ける。
「フランスのスパイに見張られるようなことをしたの?」
「たぶん、ヤバイ写真や情報を持ってるからだと思う。」
「えっ!?じゃあ、何か特別な秘密を握ってるんだ?」
「いや、まだだけどさ・・・」って、なんだそりゃ??
【右:妄想ギリシャ人 左:日本人T君】
こんなおかしな外国人と話していたせいか、本当はこの後ウィーンに行く予定だったが、リュブリャーナ(スロヴェニア)→ザグレブ(クロアチア)に寄り、ザグレブ→グラーツ(オーストリア)→ウィーンに行くという、おかしな旅程に変更になってしまった。