ブダペストの温泉は、デポジット方式に注意!!
世界的にも有名なハンガリーの温泉。旅の疲れを癒すために、温泉好きな日本人は利用することも多いと思う。
しかし、トラブルもあるので注意してください。
世界的にも有名なハンガリーの温泉。旅の疲れを癒すために、温泉好きな日本人は利用することも多いと思う。
しかし、トラブルもあるので注意してください。
金曜の夜しか空いていなかった私は、「ルダシュ」という温泉に行くことにした。
ここは、1566年に建てられた本格派トルコ風呂。
デポジット方式だったので、最初に2000Ftを支払い、レシートみたいな紙を受け取る。
入場ゲートでレシートみたいな紙を係りの人に渡し、入場時間を打刻してもらって更衣室へ。ハンガリー版フンドシを身に付けていざ浴場へ向かう。
薄暗い浴場は、雰囲気たっぷり。
浴室の中央に大きな円形の浴槽があり、浴室の4隅にそれぞれ温度の違う小さな浴槽がある。
中央の浴槽の天井はドーム型になっており、小さな換気用の穴が開いている。
造り自体は簡素だが、それが余計にオスマン朝の占領下にあった時代を彷彿させるのだ。
大きな円形の浴槽の中央に一人で居ることは、ゲイのパートナー募集中ということを意味するらしいので気をつけてはいたが、毛むくじゃらの中年ハンガリー人にしつこく付きまとわれるロビン・・・【ブダペストの温泉では、○○に注意! その②参照】。
やっとの思いで何とか貞操を守り、浴場を後にすることにする。
更衣室で着替え、退場ゲート(入場ゲートと同じ)で入場時間が打刻されているレシートを係りの人に渡すと、「そこを左に行け!そこが出口だ!」と親切に教えてくれる。
そのまま出口に行こうと思ったが、私の前に退場した人がレシートを受け取っていたのを思い出し「レシートはないの?」と係りの人に聞くと、「えっ??何で??」というような顔。
「もしかしたら、レシートを返してもらえるのは回数券とかの人だけなのかも?」と、少し不安になりながらも「レシートが欲しい」と伝えると、レシートを渡してくれる。
レシートを受け取り、言われた通りに左に曲がり出口へ向かったが、デポジット方式である事を思い出し精算所へ行く。
精算所に向かう途中でレシートに目をやると、「入場時間14:00、退場時間17:50」となっている。
あれ!?入場したのが18時頃、今は19時過ぎ。
やられた~!!
急いで退場ゲートへ戻り、係りの人にレシートを見せ「これは私のレシートではない!今退場したばかりなのに、退場時間が違うではないか!」と苦情を言う。
すると係りの人は「この中にあるか?」と、数枚のレシートを出す。
全てのレシートの入場・退場時間をチェックするが、私のレシートではない。
「この中にはない!今退場したのだから、退場時間は19時過ぎのが私の物だ!」と半ギレ気味で言うと、わざとらしく「あっ!コレかな?」と演技しながら正しいレシートを返してくれた。
清算すると、たかだか600Ft(約360円)の返金だったが、600Ft(360円)と言えばディナー1食分だ。
お釣りをチョロまかすより、サービスをもっと向上してチップをもらうという発想になってもらいたいと、切に願うロビンであった。