【写真:ファドゥーツ城からの景色】
【写真:街から見たファドゥーツ城】
ファドゥーツは、リヒテンシュタイン公国の首都であり、人口五千人ほどの小さな町です。
街を見下ろす丘の上には、ファドゥーツのシンボルでもあり、リヒテンシュタイン国の元首である公爵の住むファドゥーツ城があります。
ファドゥーツへの行き方(チューリッヒより)
チューリッヒ中央駅よりサルガンス行きの電車に乗ります。所要時間約1時間10分。
昼間は30分に1本、夜は1時間に1本程度。
時刻表はSBBのホームページから確認できます。 →SBB(スイス国鉄)サイトの使い方マニュアルはこちら
サルガンスを通過する電車は、主にクール(Chur)もしくはオーストリア行きの電車です。
チューリッヒを出ると、2つの湖が進行方向左手に見えてくる。
2つ目の湖(ヴァーレン湖)を見終わってから15分くらいするとサルガンス。
駅のホームに到着して電車が停止すると、自分で扉についてるハンドルを回すかボタンを押さないと開かない場合があるので注意が必要です。
サルガンスから、車体がライム色の車体が目印のリヒテンシュタイン・バス(Liechtenstein Bus)に乗ります。
電車を降りて階段を上った右手側にバス停があります。
ブックス(Buchs)またはファドゥーツ(Vaduz)行きの系統1(Linie 1)バスに乗ってください。
昼間は20分おき、夜は1時間に1本の割合でバスが走っています。
同じバス乗り場から、行き先は同じブックスでも、リヒテンシュタインへ行かないスイスのポストバス(黄色)もあり注意が必要です。
バスの車体の色と側面の行き先表示板を確認してください。
ファドゥーツまでは片道2.4SFrです。切符はバス車内で運転手から購入できます。
スイス鉄道の半額パス(Halbtaxabo)も使用可能。タクシーが駅前に待っていることがありますが、タクシーに乗った場合はファドゥーツまで約50SFr.かかります。
(このバスはスイスのポストバス)
バスは途中、トゥルーバッハ(Truebbach)にて右折し、高速道路を跨いだ後、ライン川を渡ったところで国境を超えます。
リヒテンシュタインのバルザースの街に入り、ザルガンスから約40分で首都ファドゥーツの中心、Post Vaduz(下記地図の i の向かいの郵便局前)に到着します。
ファドゥーツへの行き方(ドイツやオーストリア側から)
<列車>
オーストリア最西端の街、フェルトキルヒ(Feldkirch)か、スイスのブックス(Buchs)から来るのが一般的です。
ドイツからは、最南端のボーデン湖(Bodensee)に面した街・リンダウ(Lindau)より、ブレゲンツ(Bregenz)を経由してフェルトキルヒへ行く国際列車が定期的に運行されています。
フェルトキルヒからファドゥーツまで、国境を超えて運行しているリヒテンシュタイン・バス(Linie70-75番)が昼間は約20分おきに運行されています。
途中、Schaanを通るので、乗換えをすればスイスのBuch側にも行くことができます。
通貨はスイスフランもしくはユーロで支払えます。ファドゥーツまでは3.6フランです。
<バス>
オーストリア国鉄(OBB)のフェルトキルヒ駅正面のバスターミナルより出発(70番のバス)しており、途中、オーストリア側の国境の街・ティシス(Tisis)にて入国ゲートをくぐると、リヒテンシュタイン側の国境の町・シャーンバルド(Schaanwald)に入ります。
ここでバスはいったん停止し、税関職員が乗り込んできてパスポートの提示を求められますので、国境ゲートが見えてきたらあらかじめ準備しておきましょう。日本人の場合はほぼ問題なく通過できます。
観光の仕方
ツーリストインフォメーションで入国スタンプ(2スイスフラン)を押してもらったら、2階の切手博物館(入場無料)で切手作りの技術・歴史、過去の記念切手等を見て周ろう。
※ツーリストインフォメーション:8:00~12:00、13:30~17:30
※切手博物館:10:00~12:00、13:00~17:00
建物を出て左正面にあるのが郵便局だ。家族・友人・恋人に絵葉書を送ろう。
シュテッドル(Stadtle)通りを北(下の地図で言うと左)へ進むと、右側にHotel Engelが見えてくる。
Hotel Engelの右の道を登っていくと、ファドゥーツ城へ行ける。
さぁ、ファドゥーツ城に着いたら、勇気を振り絞ってノックをしよう。公爵夫人がエプロン姿で出てくるかもしれない。
(※冗談です。決してやらないように!!)
以上で観光は終了。